2013年06月24日

吉兼さんの蕎麦打ち




去年、吉兼さん夫妻が綾渡に引っ越されて来ました。
そして、この春、新居が完成しました。
吉兼さんは趣味が多彩です。そのうちの一つが蕎麦打ちです。
引っ越しのお披露目として蕎麦を招待したいと言って来られました。
私としても新築祝いを持って行きたいと思っていましたので、喜んで招待を受けました。
当日、10時に母と家内と私の三人で吉兼家を訪問しました。
吉兼さんは早朝5時から石臼で蕎麦の実を挽いて粉にし、練り、延ばし、たたんで切るところまで済ませておられました。
私たちが訪問してからは、話をしながら山菜の天婦羅をあげてくださいました。
茹でたての蕎麦をごちそうしてくださいました。
最高においしかったです。末長く綾渡の住民としてお互いに楽しく暮らしましょう。

それはそうと、私のブログの中に「中国語で綴る」というコーナーがあります。
中国人の友人に私の近況を報告するために設けています。
そこに吉兼さんの蕎麦打ちの記事を書きました。
記事の中につぎの一文を入れました。
那天他早晨5点起床用石臼把荞麦种子碾成粉。(その日、吉兼さんは早朝5時に起きて、石臼で蕎麦の実を挽いて粉にしました)」
数日後、中国の友人が以下のように注意してくれました。
那天他早晨5点起床用石磨把荞麦种子碾成粉。」
石臼と書いてはダメ、石磨と書きなさいとのことです。
ブログに吉兼さんの蕎麦挽き臼の写真を載せておいたので、友人がそれを見て添削した理由を書いてきました。
图片中的石器叫做石磨。石臼是碗状的,它和石棒组合在一起用来舂谷物。(写真の石器は石磨といいます。石臼はお碗状のもので、石棒といっしょに使って穀物を舂くものです」
さすがに漢字の国、中国ですね。
博覧強記の友人にお礼のメールをしました。
作文するとき、日中辞典で「碾子(ひき臼)」という言葉を引いたのですが、日常そこまで区別していませんでしたので石臼にしてしまいました。
茶臼は挽くのに臼という言葉を日本では使っています。
以下の写真で吉兼さん所有の臼は挽き臼、平勝寺所有の石臼は餅をつく臼、私たち連区の漆畑の水車小屋にあるのは玄米をついて精米する臼と杵です。




中国の映画で驢馬が一日中、くるくる挽き臼を引いている場面をみたことがあります。
また、磑(がい)という言葉は穀物を粉にする挽き臼ではなかったでしょうか。
ともあれ、日本では臼を持っている家庭が多くはありません。
「つく」という動作もあまりしませんね。
搗く(もち米などをついてこねる)とか、慆く(柔らかいものをついてこねる)とか、樁く(棒でまっすぐつく)とか、舂く(とんとんと打ちくだいてつく)など「つく」行為を区別する必要がないので漢字を忘れていくのでしょう。もちろん梵鐘を撞くなど違った「つく」行為には違った漢字が当てられているので間違わずに使いたいものです。



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